BEN

「別れてくれてありがとう」の中には
長い間引きずって来た恋愛を自分の思い通りに一度に終わらせる事の出来る人がどれくらいいるだろうか。
というリアルな別れの物語を清らかで共感しやすいBEN(ベン)の歌声に込めた。

BEN(ベン)がこの季節に取り上げた淡々とした切ない感性は"別れ"だ。
大小の争いと繰り返される誤解の中でうんざり引きずって来た人を"今日は必ず終わらせよう"という
私たちのリアルな別れの話を聞かせてくれる「別れてくれてありがとう」は
別れを告げるストレートな語り口調の歌詞が更に強く心に響く。

「もともと愛はいつか変わってしまうんだ、私達も変わってしまったんだから
いつも口先だけで別れようって言ってどうするの
いい加減引きずらないで別れよう。
そうだ、今日は本当に別れましょう」

BEN(ベン)はこの曲の些細な感情さえも見逃さないように録音室のすべての灯りを消して
一心に録音を行った結果、後半に行くにつれて鳴咽するようなイメージを与え、
BEN(ベン)の歌声とその音色だけで聞く人の心を、まるで今別れたかのような心揺さぶる気持ちにさせる。